ETFと投資信託の手数料の違いはどれくらい? S&P500・ダウ平均株価・日経平均を直近1年で比較してみた
具体的には、S&P500のETFから「iシェアーズS&P500米国株ETF(以下iシェアーズ)」、S&P500の投資信託から「バンガード・S&P500インデックス・ファンド(以下バンガード)」、ダウ平均のETFから「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(以下NEXT FUNDS)」、投資信託から「三井住友TAM-SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン(以下三井住友TAM-SMT)」を比較します。
購入 手数料 | 信託報酬 | 信託財産 留保額 | 投資信託とETFはどう違う|
---|---|---|---|
iシェアーズ | 0.0000% | 0.0750% | 0.0000% |
バンガード | 0.0000% | 0.0938% | 0.0000% |
NEXT FUNDS | 0.0000% | 0.4950% | 0.0000% |
三井住友 TAM-SMT | 0.0000% | 0.投資信託とETFはどう違う 5500% | 0.2000% |
ダウ平均の方がETF・投資信託ともに信託報酬がやや高めに設定されています。また、三井住友TAM-SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープンは、信託財産留保額が設定されています。
1年間 | 分配金総額 | |
---|---|---|
iシェアーズ | 12.3% | 15円 |
バンガード | 13.6% | 0円 |
NEXT FUNDS | 3.0% | 295円 |
三井住友 TAM-SMT | 4.5% | 0円 |
(1) 売却時の元本 | (2) 分配金収入 | (3) 売却時の手数料 | 収益※ 投資信託とETFはどう違う | |
---|---|---|---|---|
iシェアーズ | 112.32万円 | 0.58万円 | 0.00万円 | 12.89万円 |
バンガード | 113.62万円 | 0.00万円 | 0.00万円 | 13.62万円 |
NEXT FUNDS | 102.97万円 | 0.95万円 | 0.00万円 | 3.92万円 |
三井住友 TAM-SMT | 104.50万円 | 0.00万円 | 0.21万円 | 4.29万円 | 投資信託とETFはどう違う
S&P500と日経平均株価のインデックス投資の比較
- MAXIS 日経225上場投信
- SMDAM 日経225上場投信
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim国内株式(日経平均)
- ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド
日経平均株価・ダウ平均株価・S&P500のETF・投資信託の実績比較
具体的には、S&P500からは先ほど同様iシェアーズとバンガードの商品を参照、日経平均株価からETF「SMDAM 日経225上場投信(以下SMDAM)」、投資信託「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim国内株式(日経平均)(以下eMAXIS Slim)」を参照して比較します。
投資信託とETFの違いは? どちらから投資すべきなのか
信託報酬は、ほんのわずかな違いであっても、長期間保有するほど大きな差になっていくので、当然安いほうが有利です。
また、取引単位や取引価格、分配金の自動再投資なども違います。より少額で手間がないのがインデックスファンド、リアルタイムの取引ができるのがETFです。
楽天・全米株式インデックスファンドはつみたてNISAやiDeCoの対象ですが、VTIはそもそもつみたてNISAやiDeCoで購入できないのも大きな違いです。
「ETF」と「投資信託」どっちから始めるべき?
ETFのメリットは、次の2点にまとめることができます。
①リアルタイムでいつでも取引できる
②インデックスファンドより低コストで分散投資が可能
とはいえ、ETFにもデメリットはあります。ETFのデメリットは、次の4点です。
①売買時・運用中にコストがかかる
②iDeCoは対象外・つみたてNISAは本数が少ない
③自動積立できる証券会社が限られている
④分配金が自動的に再投資されない
以上を踏まえると、ETFがおすすめな人は、
①iDeCoやつみたてNISAに上限まで投資し、次の投資先を探している人
②自分でタイミングを計って売買したい人
③手数料の低い海外ETFに投資してみたい人
『2022最新版 投資信託 勝ちたいならこの5本!』 頼藤太希 著
資産形成の主役である「投資信託」。
6000本ある投資信託、そのほとんどは売る側に都合がいい商品という実態。
二択形式で、投資信託の必勝法を客観的な立場からコーチ。さらに、現行商品を分析し、投資ビギナーにおすすめできる「いま選ぶべき5本の商品」を紹介。
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