- 転換線、基準線の向きが右肩上がりだと上昇トレンド
- 転換線、基準線の向きが右肩下がりだと下降トレンド
一目均衡表の見方・ポイント
計算式
・ 転換線 転換値=(当日を含む過去9日間の最高値+9日間の最安値)÷2
・ 基準線 基準値=(当日を含む過去26日間の最高値+26日間の最安値)÷2
・ 先行スパン1 (転換値+基準値)÷2を当日を入れて26日未来にプロット。
・ 先行スパン2 (当日を含む52日間の最高値+52日間の最安値)÷2を当日を入れて26日未来にプロット。
・ 遅行スパン 当日の終値を当日を入れて26日過去にプロット。
注意:遅行スパン以外は終値ではなくザラ場の値段を基準とする。
・変化日:先行スパン1と2が重なりあっている(雲が捩れているところ)所を変化日と言うのですが、我々が日常使う変化と言う言葉とは少々意味が異なります。一目均衡表の変化とは流れが反転する意味の他、流れが加速する、流れが延長すると言う意味も含まれます。あと変化日と言うのは必ず変化する日で無く、変化する可能性の高い日ぐらいに考えておきましょう。
一目均衡表の三大骨子
●時間論(基本数値、対等数値)
●波動論(基本三波動、縮小・拡大波動)
●時間論(基本数値、対等数値)
一目均衡表を考える上で一番重要なのはこの時間論です。相場の主体は時間にあり価格はその結果としてついてくるという大命題によって成り立っています。
一目均衡表 基本数値
基本数値 | 呼称 | 基本数値 | 呼称 | ||
単純 | 9 | 一節 | 複合 | 65 | - |
単純 | 17 | 二節 | 複合 | 76 | 一巡(三期) |
単純 | 26 | 一期(三節) | 複合 | 129 | - |
複合 | 33 | 一期一節 | 複合 | 172 | - |
複合 | 42 | 一期二節 | 複合 | 200~257 | - |
基本数値は時間論を考える上で非常に大切です。一目山人が数字に関する文献を4年半研究して9、17、26の三つの数字は自然の摂理を体現したものであり、森羅万象すべてこの数字の影響を受けていることを発見したとされています。チャートの高値、安値のポイントを結ぶとこの基本数値またはその前後で変化してくることが多いとされます。
基本波動
縮小・拡大波動
・中心線より上で収斂すれば上放れる。 ・中心線より下で収斂すれば下放れる。 ・中心線の上に収斂した場合は次に放れた方向に動く。 | ・高値切り上がり、安値切り下がりで拡大。いずれか放れた方向に動く。 |
V=B+(B-C) | N=C+(B-A) | E=B+(B-A)一目均衡表の見方 |
V計算値と言うのは押しの倍返しという考え方。
N計算値はAからBへの上げをその後の押しCから同値幅上げると言う考え方。
E計算値はAからBへの上げ幅をBに上乗せする考え方。
● 番外編・一目均衡表を使ったデイトレード
デイトレードはスピードが命ですので、チャートを分析している暇などありませんし意味もありません。単純な法則に従って機械的に処理する方法として分足の一目均衡表の転換線を利用した方法があります。転換線は相場の強弱を計るのに最適な指標ですのでそれ利用しようと言う訳です。方法は簡単でローソク足が転換線を超えたら買いで、トレンドが維持している間はポジションをホールドします。空売りの場合は逆。また出来高、ボラティリティーなどを考慮して分足の時間を個々の銘柄がハマル時間軸に調整するのが良いと思います。当然、ダマシがありますので、その場合は素早い損切りが必要なのは言うまでもありません。
最後に
一目均衡表は非常に奥が深く、これを完全に理解し操れる人は日本でも数人しかいないと思います。ここで紹介したのは基本的な考え方だけですし、また私などが説明できるほど簡単なものではありません。単純に雲を上抜けたら買いだの転換線が基準線を上回れば買い下回れば売りと言った説明で終わってしまっている本やホームページもありますが、とんでもないことです。ここで敢えてそう言った線のクロスでの売買ポイントを書かなかったのは、それだけを見て一目均衡表を誤解してもらいたくなかったからです。均衡表の主軸はあくまで時間であり、雲や線のクロスのみで売り買いを判断するチャートではありません。本格的に勉強をしてみたい方は原書や一目均衡表の研究などの本をお勧めします。
一目均衡表の見方をわかりやすく、3分で覚えるテクニカル分析の基本
楽天証券のマーケットスピードで見ると、このように表示されます。
一目均衡表では、先行スパン1と先行スパン2によって形成されている部分を「 雲 」と呼びます。(上記の図で網掛けの部分です)
一目均衡表は最強のトレンドを教えてくれる
まず最初に、 簡単かつ最強の一目均衡表の見方を紹介 します。
それは、「基準線」「転換線」「先行スパン1」「先行スパン2」「遅行スパン」の 5本の線すべてが、重なり合わずに並行に上昇している状態に売ってはいけない ということです。
一目均衡表の売買ポイント
遅行スパンが雲を抜ける
一目均衡表の中でも、 最も遅れて動き、信頼度の高い線となるのが「遅行スパン」 です。
基準線と転換線のゴールデンクロス
雲抜けと雲入り
一目均衡表のもう一つの見方として、「 一目均衡表の見方 ローソク足が雲入りすると売りシグナル、雲抜けすると買いシグナル 」という見方があります。
雲の切れ目
また、 先行スパンは現在の株価に先行して動く ため、チャート画像のとおり、すでに未来の「雲」も形成されています。
初心者でも使いこなせる指標
中でも、 すべての線が上昇している時に売ってはいけない というのは、「ギャンの価値ある28のルール」で示した通り、投資で勝つための鉄則「損小利大」には必要不可欠な考え方です。
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この記事の執筆者
川原裕也 執筆者の詳細プロフィール 右も左もわからない状態で株式投資をはじめ、10年以上が経ちました。その間に、引きこもりになったり、会社を設立したり、いろいろなことがありました。「いい人」がたくさんいる世界の実現が目標です。「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」 - アインシュタイン 姉妹サイト「今日の経営」でも記事を書いています。
一目均衡表|波動・時間・水準の概念をもとに相場のバランスを分析
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要するに、一目均衡表とは
一目均衡表をアプリで表示
DMM FX
DMM FXのスマホアプリで一目均衡表を表示 DMM FXのPCツール(DMMFX PLUS)で一目均衡表を表示
Trading View
TradingViewのスマホアプリで一目均衡表を表示 TradingViewのPCツールで一目均衡表を表示
SBI証券
SBI証券のスマホアプリで一目均衡表を表示 SBI証券のPCツールで一目均衡表を表示
MT5のスマホアプリで一目均衡表を表示 MT5のPCツールで一目均衡表を表示
一目均衡表計算式
一目均衡表の5つのライン
上の画像のように、一目均衡表は「基準線」「転換線」「先行スパン1」「先行スパン2」「遅行スパン」の5つのラインで構成されます。
先行スパン1と先行スパン2に囲まれている部分は、「雲」と呼ばれる重要なゾーンです。
★画像挿入【alt:一目均衡表の計算式】
「・基準線:(直近26本における最高値+最安値)÷2
・転換線:(直近9本における最高値+最安値) ÷2
・雲:先行スパン1と先行スパン2の間
-先行スパン1:(基準線+転換線)÷2を26本先※に記入
-先行スパン2 (直近52本における最高値+最安値)÷2を26本先※に記入
・遅行スパン :終値を26本前※に記入
※その足を含めます。」
分かりやすくなるよう割り算は分数で表記ください。
一目均衡表の計算式
基準線:(直近26本における最高値+最安値)÷2
転換線:(直近9本における最高値+最安値) ÷2
雲:先行スパン1と先行スパン2の間
先行スパン1:(基準線+転換線)÷2を26本先に記入
先行スパン2 :(直近52本における最高値+最安値)÷2を26本先に記入
遅行スパン :終値を26本前に記入
しかし、一目均衡表の場合、先行スパン1、先行スパン2を未来にスライドさせて表示し、遅行スパンを過去にスライドさせて表示しています。
過去と未来にラインをスライドさせることで、 過去と現在、現在と過去の関係を見られる 点が、一目均衡表の面白いところです。
一目均衡表計算式の意味
一目均衡表の基準線の意味
基準線が意味するのは、直近26本における最高値と最安値の半値です。
つまり、基準線は白い四角で囲まれた期間に取引されたレートの真ん中ということで、 中期的な相場水準 とみなすことができます。
そのため、トレンド発生時において、基準線は 調整時における限界ライン としての意味合いも持つことになります。
一目均衡表の転換線の意味
転換線が意味するのは、直近9本における最高値と最安値の半値です。
基準線と持つ意味はほぼ同じですが計算期間が9本と短く、より 短期的な相場水準 を示すラインと言えます。
雲(先行スパン1と先行スパン2)
一目均衡表の雲(先行スパン1と先行スパン2の間)の意味
雲は、先行スパン1と先行スパン2の間のゾーンで、もともとは「抵抗帯」と呼ばれていました。
先行スパン1
先行スパン1は上の画像において太緑線で示していますが、基準線と転換線の中値をそのローソク足を含む26本先に表示したものです。
中期の基準線と短期の転換線の真ん中ということで、意味合いとしては 短中期の相場水準 を示したものと考えればいいでしょう。
先行スパン2
先行スパン2は上の画像において太薄赤線で示していますが、直近52本の最高値と最安値の半値をそのローソク足を含む26本先に表示したものです。
52本のローソク足の真ん中の価格水準ということで計算期間が最も長く、 長期的な相場水準 を示したものということになります。
このことから、先行スパン1と先行スパン2に囲まれた雲は 中短期から長期においてチャートが推移した中心となる範囲 を意味していることが分かります。
チャートは過去に取引が行われた金額を示しているため、この期間において取引した人のポジションはこの価格帯を中心に存在していると言うことができるでしょう。
これを26本先に記入することで、将来において重たい相場になりやすいチャートの領域をあらかじめ予見しようとしたと解釈できます。
この場合、このゾーンで取引した人のポジションが相場に大きく逆行されたまま取り残され、大きな相場のしこりとってより強い抵抗帯を作り出すことが想定されます。
抵抗帯の厚さは、薄ければそれだけ過去の相場のしこりが少なく、抵抗帯を抜けやすくなり、厚ければ過去の相場のしこりが多く影響を受けやすい。
日本テクニカル分析大全 p.378
遅行スパン
一目均衡表の遅行スパンの意味
一目均衡表(一目雲)の見方・設定方法とFXトレード手法を解説
トレンド系指標
ビットコインのチャートでも様々なテクニカルツールが機能しますが、今回は日本生まれの世界的有名なインジケーター「 一目均衡表(一目雲 ichimoku)」 をご紹介します。
一目均衡表(一目雲:ichimoku)とは
開発者が日本人の国産インジケーター
一目均衡表(一目雲)は、日本の都新聞の商況部長として活躍した株式評論家、細田悟一(ペンネーム:一目山人-いちもくさんじん)によって1936年(一目均衡表の見方 昭和11年)に発表された奥が深いテクニカル指標です。
海外ではIchimokuもしくはIchimoku cloudと呼ばれ今や世界中で使われています。
一目均衡表は5つのラインで構成されている
一目均衡表は、ローソク足と 「基準線」「転換線」「遅行線(遅行スパン)」「先行スパン1・2(雲)」 という5つのラインから形成されています。
一目均衡表5つのラインの見方
基準線 | 過去26日(26本)間の最高値と最安値の平均値を表す線 |
---|---|
転換線 | 基準線の期間を短くした過去9日の最高値と最安値の平均値を表す線 |
遅行線 | 現在チャートの終値を過去26日(26本)分ずらして表示した線 |
先行スパン1 | 基準線と転換線の平均を26本分先行表示した線 |
先行スパン2 | 過去52本分の最高値と最安値の平均を26本分先行表示した線 |
雲 | 先行スパン1と2に囲まれた部分 |
①基準線(Base line)
基準線は、過去26日(26本)間の最高値と最安値の平均値を表す線です。
高値or安値が更新されない限り値が変わらないので 基準線は階段状のカクカクしたライン になります。
- 転換線が基準線を上抜け→買いサイン
- 転換線が基準線を下抜け→売りサイン
- 基準線が上向きでローソク足が基準線より上にあれば強気相場、
- チャートが基準線を下抜け、基準線も下向きであれば弱気相場
②転換線(Conversion line)
転換線の見方も基準線と同様、
転換線が上向きでローソク足が転換線より上にあれば強気相場、
チャートが転換線を下抜け、転換線も下向きであれば弱気相場となりますが、基準線より先行して動くのでトレンド転換をより早く知ることが出来ます。
③遅行スパン、遅行線(Lagging span)
- 遅行スパンがローソク足を上抜け→買いサイン
- 遅行スパンがローソク足を下抜け→売りサイン
④⑤雲を構成する先行スパン1・2(Lead)
この先行スパン1と2で囲まれた間のゾーンを「雲(Cloud)」と呼び、過去に価格がもみ合ったゾーンを表しています。雲はレジスタンスもしくはサポートとして機能します。
- 雲が厚い→トレンドが維持されやすい
- 雲が薄い→トレンドが反転しやすい
一目均衡表(一目雲)の売買シグナルまとめ
基準線と転換線の売買サイン
- 転換線が基準線を上抜け→買いサイン
- 転換線が基準線を下抜け→売りサイン
遅行スパンの売買サイン
- 遅行スパンがローソク足を上抜け→買いサイン
- 遅行スパンがローソク足を下抜け→売りサイン
先行スパン(雲)の売買サイン
- ローソク足が雲を上に抜ける→買いサイン
- ローソク足が雲の下へ抜ける→売りサイン
雲だけを使ったトレード戦略
パターンA
- 雲が薄くなってるポイントをローソク足が下から上に突き抜ける→買いサイン
- 雲が薄くなってるポイントをローソク足が上から下に突き抜ける→売りサイン
パターンB
- 雲の中で停滞していたローソク足が上抜ける→買いサイン
- 雲の中で停滞していたローソク足が下抜ける→売りサイン
パターンC
- 雲をサポートとして反発する→買いサイン
- 雲をレジスタンスとして反発する→売りサイン
一目均衡表の応用戦術:三役好転と三役逆転・雲のねじれ
ローソク足と雲の関係で判断する「三役好転」「三役逆転」という一目均衡表ならではのチャート分析法があります。
-
一目均衡表の見方
- 転換線と基準線のクロス
- 遅行スパンとローソク足のクロス
- ローソク足が雲を抜ける
三役好転は、相場の強い上昇を示唆しており以下3つ(2つ)の条件が揃った時をいいます。
- 転換線が基準線を上抜ける(ゴールデンクロス)
- 遅行スパンがローソク足を上抜ける
- ローソク足が雲から上抜ける
三役逆転は、相場の強い下落を示唆しており以下3つ(2つ)の条件が揃った時をいいます。三役好転の真逆と覚えればいいです。
- 転換線が基準線を下抜ける(デッドクロス)一目均衡表の見方
- 遅行スパンがローソク足を下抜ける
- ローソク足が雲から下抜ける
雲のねじれ:先行スパンのクロス
雲を形成している先行スパン1と先行スパン2がクロスする場面を雲のねじれと言います。
それまでの相場の流れが転換・または加速する重要なポイントです。
先行スパンの動きを見ると、 何本先でクロスが起きる(トレンド転換がおきやすい)ということが予測できる 点が大きなメリットです。
一目均衡表インジケーターの表示・設定方法(Tradingview)
一目均衡表(Ichimoku)の表示
TradingView の画面に表示されているチャートのグラフマーク「インジケーター&ストラテジー」をクリックし、検索窓に「ichimoku」と入力すると「ichimoku Cloud(一目均衡表)」が出てきます。一目雲(一目均衡表)が追加されました。
一目均衡表の設定方法
設定はインジ名横の歯車アイコンから変更することができます。基本的には 初期設定のまま使用 すればいいと思います。好みの色があれば変更してもいいかも。
一目雲(一目均衡表)を消したい時は削除の項目で選択できます。
一目均衡表を使ったトレード具体例
週足や日足など長めの時間足での一目均衡表の三役好転(逆転)と雲のクロスは、有力なトレンド発生のシグナルとなります。
長期足でシグナルを発見したら好転で買い、逆転で売りと考えるのですが、
実際のエントリーでは、三役が揃う前にエントリーしていて、結果三役が揃っているという感じのトレードになることが多いです。
雲からの上抜け、は最後になることが多いです。
1時間足で、まず遅行スパンがローソク足を上抜けて「一役」達成。
その数本後に転換線が基準線を上抜けして「二役」。
最後にローソク足が雲を上抜けて「三役」。
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)の設定見方使い方と雲解説
一目均衡表は様々な要素を複合的に活用しているテクニカルなので、
全体的だけでなく部分的にもトレーダーに使われています。
一目均衡表の見方と設定方法
一目均衡表をMeta Trader4(MT4)に表示させたチャート画像は以下です。
上記のチャート画像は、MT4でのデフォルト設定で表示させた状態です。
以下はMT4で表示させた時のそれぞれのライン名称です。(クリックで拡大できます)
一目均衡表の各種ライン色や雲の色(先行スパンの線色)も、MT4の設定で変更できます。
「雲(上昇)」がいわゆる先行スパン1、「雲(下降)」がいわゆる先行スパン2に当たります。
- 転換線:当日を含む過去9日間の最高値と最安値の平均値
- 基準線:当日を含む過去26日間の最高値と最安値の平均値
- 先行スパン1(雲上昇):基準線と転換線の中間値を当日含む26日先に記入
- 先行スパン2(雲下降):52日間の最高値と最安値の平均値を当日含む26日先に記入
- 抵抗帯(雲):先行スパン1と先行スパン2の間の空間面積
- 遅行スパン:当日の終値を当日含む26日前に記入
これまでの価格の推移は今後の値動きに影響を与える、という考え方から、
52日間前までさかのぼって平均値を出していき、
相場の抵抗地帯を「雲」として表示させて、
今後の値動きの参考にすることができます。
一目均衡表の雲
一目均衡表の「雲」は、
それ自体が相場の抵抗地帯(レジスタンス・サポート)として機能することが多いサインで、
見た目のわかりやすさからか多くのトレーダーが使用しています。
以下画像は雲の線を灰色にしてみたMT4チャート画像です。
雲を下抜けるとダウントレンド状況と判断しやすい材料になりますが、
雲の下辺(先行スパン2(雲下降))が抵抗となり再上昇できずに
暫く低ボラティリティのレンジ状況を形成しているのがわかります。
また、雲を明確に上抜けると暫く下降しにくい傾向もあり、
その逆に、雲を明確に下抜けると暫く上昇しにくい傾向もあります。
(あくまで傾向となります)
ダウ理論、レジスタンス・サポートライン(水平線)や、トレンドライン、
ボリンジャーバンド等と組み合わせて使うことで、
より明確なトレンド方向を判断する材料とできます。
一目均衡表の設定例
2つの先行スパンを示す色表示を変えて、雲を目立たせるのであれば、
以下の赤丸部分の色と線種(太さ)等を変更することができます。
また、基準線、転換線などのパラメーターを変更することもできます。
基本的には多くのトレーダーが注目しているデフォルト設定のままでいいと思います。
一目均衡表のトレードでの使い方
- 転換線、基準線の向きが右肩上がりだと上昇トレンド
- 転換線、基準線の向きが右肩下がりだと下降トレンド
一目均衡表のサインも当然ながら万能ではなく、
ロウソク足のプライスアクション等その他の要素と組み合わせていき、
トレード根拠のひとつとして使用していきます。
一目均衡表を使用するにあたって
そんな中、雲という視覚的にもわかりやすい要素が重宝され、
チャート上に表示されることが多い一目均衡表ですが、
実際のトレードで使用する際には、しっかりと先に検証していき、
転換線、基準線、遅行スパンのチャート上での意味を理解しておきたいところです。
単純移動平均線と違い、よりサイン精度が期待できる部分もあるので、
しっかりとシグナルの意味を理解して使用すると
トレードになかなか効果的な使用ができるテクニカルと言えるでしょう。
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