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エリオット波動分析とNYダウの下落相場

エリオット波動分析とNYダウの下落相場
「相場も戦争と考える米国~下げ相場も9合目達成」 9月に18ケ月急落サイクルがNYダウに訪れる事と日経平均は9563を目指す下落に入っているという事を当欄及びTV解説(BSジャパン・ルック@マーケット)などで予測してまいりました。またホームページに記した『9700をめざす』『9/14・9/26・10/9が危険日』というフレーズは日を9/10にかえられ、『日経平均9700へ暴落』見出しに替えられ某週刊誌に無断転載されました。 予測の数値及び日柄は罫線予測の当然の帰結であって、貿易センタービルテロ大惨事は思いもよらぬ事でした。(被災された方のご冥福を心より祈ります。) 当初の目論みと違った点は、日本市場の下落はあくまで、~3913(1)~3739(2)~8254(3)~6971(4)~11750(5)で形成されたNY市場の8254$を目指す暴落によってなされる値でしたが、当のNY市場が休場の間に欧州市場の下落に先導されて、予測の前日9447を達成してしまいました。一週間後に再開したNY市場は初日8920$と684$安となりましたが、立ち会い前に0.5%の欧米協調利下げがあり、さらに日本も公定歩合0.1%にし、さらに為替介入資金の非不胎化という有事の金融緩和となりました。 3年前、ロシア危機到来によるNYダウ2000$暴落をテレビ番組(TV東京・マーケットライブ・WBS)で事前予告し当てた私は、当初の下値目標を12700としながら、番組最終回に最悪なら11190までありうるとし、最後は予測が外れました。その原因は米国がインフレであるのにかかわらず、不要な利下げを株価の為だけに4回もし、巧妙なルービンPKOもあり、また日本もそれに呼応する形で常識では考えられないゼロ金利政策を導入した事にあります。冷戦に勝利した米国は経済を次の標的とし、相場上昇も戦争であると考えていた事に後で気付きました。 今回は、世界経済の麻痺・混乱を狙ったテロ側と対峙するので、今後さらなる国家権力が相場に介入してくる事は十分予想できるので、下値での弱気は厳禁です。昭和25年85から大天井38915までの日経平均の足は~1829(1)~1020(2)~5359(3)~3354(4)~4564~3814~8019~6849~38915(5)と形成された事から、いずれ8019を目指すと考えますが、3年前の轍を踏まぬ心掛けから、あくまで買い場さがしに徹するのが上策と判断します。 月に一度連載してきたこのコーナーも、少々お休みを頂きます。投資家の皆様のお役にたったなら幸です、そして私自身の勉強にもなった事を感謝致します。 (以上)

【エリオット波動】 ドル円の長期エリオット波動をマジで分析 / 円の過去50年の歴史を振り返る

ドル円のようなレンジ通貨にエリオット波動があるのか?と思う方もいるかもしれませんが、ドル円が比較的限られた範囲での動きになったのはここ数年の話。
長い時間軸で見れば、現在は大きな流れの中の保ちあいのフェーズと見ることもできます。
また、裏で売買しているのが人間(人間がチューニングしているAIも)である以上、人間の心理·行動がチャートにうねりとなって現れるものです。

月足(マクロ)
こちらは月足を過去50年スパンで捉えたチャートです。

長期スパンでの動きを振り返った時に一番目立つのはやはり1985年プラザ合意以降の円高の進行でしょう。
当時ドル高·貿易赤字に苦しんでいた米国の呼びかけにより、先進5カ国間で発表されたドル安に向けた各国協調為替介入の合意です。
これにより、プラザ合意前は1ドル240円だったドル円レートは1988年年初には1ドル120円まで円高が進行しました。
同時に円高進行によって打撃を受けた輸出産業救済のために、日銀は公定歩合を引き下げ。
金融市場では円高に伴って海外投資資産に為替差損が発生したため、多くの運用資金は為替リスクのない国内市場(株式·不動産など)へ向かい、結果としてバブル景気を発生させたと言われています。
1990年代にバブルが崩壊した後も、土地や株式の売却による財政健全化が必要になり、多くの海外資産も売却せざるを得ず、結果として海外資産を円に戻す作業(=円買い)が続き、1995年に底を打つまで円高が進むこととなりました。
その後20世紀末に140円台を回復するまでドル円は上昇するものの、21世紀に入ってからは140円を下回る水準で推移しています。

<エリオット波動の観点①>
大きな流れを捉えると、チャート中央のブルーの垂直線(75円水準)を境にトレンドが変わっていることがわかると思います。
垂直線よりも左側は下降トレンド。右側はトレンドレスで持合い相場のように見えます。
チャートの左側では大きな塊での3段下げが見て取れるため、75円水準を底とする下降5波(ブラック(Ⅰ)~(Ⅴ))をプロット。
(Ⅴ)波終点からは高値を切り上げ、その後は現在に至るまで横ばい調整が継続していることから、現在はブラック(Ⅰ)~(Ⅴ)の5波に対する調整波(a)~(c)の(b)波を形成している段階と捉えています。

(Ⅰ)波の始点である1975年頃から現在まで約50年の期間です。
エリオット波動理論では約50年スパンの波動サイクルであるスーパーサイクルという考え方が提唱されていますが、現在は1975年頃から始まる50年規模のサイクルの中にあるのではと見ています。
チャートの横軸に着目してみると、Ⅰ波の視点を仮に1976年とすると、現在はⅠーⅤ波のフィボナッチ1.272の水準にあります。
次の目安である1.414がちょうど2026年。この頃には現在の想定ベースでもFRBのゼロ金利政策は終了=つまり利上げが始まっている可能性があるので、(c)波の終了は2025-2026年あたりになるのかもしれません。

月足(ミクロ)
直近20年の月足に主要経済イベント・経済危機をプロットしたチャートです。

90年代から2000年初頭のドットコムバブルではIT関連企業への投資が活発になり、株式相場は異常な熱気を持って上昇。
しかしFRBが利上げに踏み切ると株価は急速に崩壊し2001年にはバブルは完全に崩壊したと言われています。
当時のドル円の動きを振り返ると、ドットコムバブルのピークから途中9.11を挟み2002年1月に135円台を記録するまで上昇を続けます。
この間はFRBの利上げ期間であると同時に、株価下落に伴うリスクオフから逃避先としてのドル買いが一層進んだものと思われます。

月足(ミクロ)②

2002年に入ってからは9.11同時多発テロを受けた米国がテロとの戦いを国家戦略に定め、2003年にはイラク戦争を開始。
ドル円は2005年1月につけた101円台まで円高が進行します。
ドルには「有事のドル買い」という言葉に表されるように、経済危機や地政学的リスクに伴うリスクオフ時の逃避資産として買われるという側面もありますが、9.11ではその米国が有事の標的となったことで、ドルが売られ円がより買われる事になったと見られています。
実際にドルインデックスは9.11以降下落の一途をたどっています。(月足(ミクロ)②)

【コラム】ドルインデックスの長期エリオット波動で過去20年間のドルの動きを振り返る

以下のチャートはドル円チャートにドルインデックス(水色)と、米国10年国債利回り(オレンジ)、円インデックス(赤)を重ねたものです。
ドルに関しては、リーマンショック直後は上昇しているものの、直後にFRBが導入した量的緩和政策によりドルは下落。
一方の円インデックスはリーマンショック直後から急上昇。
完全なドル安円高相場と言えるでしょう。(月足(ミクロ)③)

月足(ミクロ)③

2012年に入ると第2次安倍政権によるアベノミクス経済がスタート。
日銀の量的金融緩和政策も導入され、一転して円安が進みます。
米国では2013年5月に当時のFRBバーナンキ議長が突如リーマンショック後の量的緩和政策の終了を発表。
日本側では円安誘導政策が取られる一方で、米国側は金融引き締めへと向かう動きが重なり、ドル円相場は2015年6月に125円台を記録するまで急上昇しました。(月足(ミクロ)③)

円高になった背景として一般的には、
・マイナス金利政策は金融機関(特に銀行)の収益を犠牲にして緩和効果を得るもの エリオット波動分析とNYダウの下落相場
=>銀行の収益悪化懸念材料
=>銀行株の株価押し下げ要因(日本株全体の上昇の重し)
=>株価下落に伴うリスクオフの円買い
という因果関係が考えられています。


<エリオット波動の観点②>

2000年以降の動きをエリオット波動の観点から追ってみます。

日経平均株価指数チャート分析。ついでにNYダウとドル・円も。マーケットでは自民党が勝つ前提の相場展開になってるようです。

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◎シナリオⅠの概要

Ⅰの記号レベルは「超長期」波動を意味しています。

日経平均株価指数の場合、バブル崩壊からリーマンショック後の底値までを上昇の第Ⅳ波とし、それ以降が上昇の第Ⅴ波としています。

このレベルでは、 第4次産業革命(ITやロボットなどの技術革新)により、次世代の株式相場が超長期的に上昇していく可能性 を見ています。

◎シナリオⅠ-1の概要

1の記号レベルは「長期」波動を意味しています。

上昇の第Ⅴ波の中にある上昇の第1波ということで、エリオット波動理論では、その後、修正波である上昇の第2波が訪れます。

このようなことから、 2009年以来続いている上昇局面がそろそろ終わりを迎え、調整局面が訪れる と考えています。

今までこのブログでシナリオⅠはネガティブシナリオと表現していたのはこのためです。

でも、本当は、Ⅰの記号レベルでは超長期上昇波動の中にあるので、ものすごく長いスパンで考えるとポジティブシナリオなんです。

◎シナリオⅠ-1-①の概要

①の記号レベルは「中期」波動を意味しています。

上昇の第Ⅴ波の中にある上昇の第1波のうち、現在は上昇の第⑤波に位置しています。

2016年からの上昇相場がこの段階ですが、 最終上昇波動となっているため、上記チャートに記載しているいずれかの上値目標値近辺でトレンド転換が起こる可能性 を見ています。

①超長期的には上昇局面の中にある。

②長期的には上昇局面が転換し、長期修正局面に移る可能性がある。

③中期的には上昇の最終局面が訪れ、下降トレンドに転換する可能性が高い。

ファンダメンタルズ面では目新しい材料はありませんが、相変わらず「アメリカの金融政策の動向」が軸になっています。

つまり、金融緩和から金融引締めに政策転換が図られる中で、金利の動向を中心に見ていく「金利相場」が今後も続いていくでしょう。

2019年の相場見通し

謹賀新年

2019年の相場見通し

投資ストラテジスト 河合達憲

予想レンジ

カブドットコム証券 投資情報室 投資ストラテジスト。
近畿大学大学院・博士前期課程修了。日本で数少ない証券専攻修士号のマスター称号を有する。中堅証券調査部にて調査・情報畑一筋で20数年来、企業調査や投資戦略、投資手法などのストラテジー構築に従事。ファンダメンタルとテクニカルを融合した投資分析を実践しており、各種マネー誌や月刊宝島、夕刊フジ等の銘柄推奨コンペティションでの優勝など各賞を多数受賞した実績により推奨銘柄の的中率の高さは実証済み。マクロ分析から個別銘柄までトップダウンアプローチでの分析力も定評。近著『9割の人が株で勝てない本当の理由』(扶桑社)、最新刊『株の五輪書』(マガジンハウス)など著書多数。毎週火曜夜のkabu.comストラテジーセミナーが大人気を博し、TV・ラジオにも多数のレギュラー出演する傍ら、2013年より大阪国際大学、および大阪国際大学短期大学部にて大学講師としても登壇中。

<ご年賀>~2019年投資ストラテジー ~「亥(い)固まる」年になるのか!?」

トランプバブル崩壊とアベノミクス相場の終焉!?

80年代バブル期に株式投資の世界に入った小職は、当時はまだ20歳台の大学生だったが、20歳台で株式投資をする学生は少なかったせいか、当時の証券経済学会の諸先生方や、証券会社の営業の方々からはとにかく可愛がって頂いた。学生で投資家で、大学と大学院では証券論専攻というのは珍しかったのだろう。
当然、株式投資は連戦連勝だった。今、振り返ると、連勝して当たり前で、小職が株式投資を始めた80年代は12年連続年足陽線という記録の真っ最中だったのだ。今回のアベノミクス相場の波動でもその記録を抜くことはできなかったくらいの陽線記録だった。
結局、株式投資は大学の学部時代と大学院での研究室時代を経て、証券会社に入るまで、自己資金での株式投資は信用取引も使ってたっぷり(どっぷり?)続けた。
1978年~1989年の12年連続陽線記録≒80年代バブル、夢よもう一度だ。(職業上、株式投資はできなくなったが・・・)そこから真っ直ぐブレることなく証券投資の道を歩んでいる。

トランプバブル崩壊へ

さて、今回の調整局面はのちに何と名付けられるのだろう。「トランプバブル崩壊」と勝手命名しておきたい。
米国株は判り易い波動だ。2017年11月の大統領選挙でトランプ政権誕生辺りの底値NYダウ17883ドルからスタートし、2018年1月には26616ドルまで一貫した下値切り上げ型の上昇波動で、2018年2月・4月にかけては米中貿易問題で一旦調整したものの、10月には26951ドルと再び史上最高値を奪回、26951ドルまでトランプバブルの上昇波動は続いた。この間、約2年で51%の上昇を示した。単純に捉えてもNYダウは年利25%の金融商品ということになるので、バブルと呼ぶにはふさわしいのではないか。
ナスダックも記録しておくと、トランプ大統領誕生からトランプバブル崩壊までの同期間は62%の上昇だ。「FAANG」相場にふさわしい上昇である。天井をつけた日柄がNYダウは10月月初に対して、ナスダックは8月末と1ヵ月半ほどのズレがあるが、これはナスダックをリードするFAANGが米中貿易摩擦の拡大を懸念して早めのピークアウトを演じたからとみて良いだろう。

今回の調整入りは明白だが、今回の調整要因は、2つのステージがあると見ればよいだろう。NYダウでみれば、2018年10月3日をピークに調整に入り、最初の下落ステージは米中貿易戦争による中国の景気減速懸念だ。米中間選挙で与党・共和党大敗というノイズも入った。2段目の下落ステージは米景気減速を読み込んだ長期金利の急落、そしてホワイトハウスと議会とFRBという三角関係のもつれというノイズも入っている。2018年12月の米国株急落の2段目の要因には、予算失効に伴う政府機関の一部閉鎖への不信感と、パウエル議長解任騒動というホワイトハウスとFRBの不協和音への不安感が手伝っていたこともある。
つまり、今回の調整要因を復習し、この調整要因の霧が晴れるまで本格反騰相場は来ないことを念頭に入れておくべきだろう。一つは、米中貿易問題が完全払しょくされること。二つ目は米景気減速が止まりマーケットが景気回復に再び自信がもてること。これには長期金利の反発が目印となるだろう。三つ目は、ホワイトハウスと議会のねじれ。しかしこれは最低2年は続く、FRBの人事やホワイトハウスと議会の行方には注意が必要。
これら3つのポイントが解決することを見据えながら将来の予測に使うこと。

【トランプバブルの崩壊?】

  • ※ @@INDU ダウ平均 米国 日足 16/10/18~18/12/24
  • ※ MC:ロウソク足;単純移動平均[200](赤)[200](翠)
  • ※ 2018/12/25現在
  • ※ (出所)当頁図表は各種データ・資料よりQUICK_Workstation描画にてカブドットコム証券作成。

アベノミクスの終焉ながら上昇第3波は2019年秋相場からスタートか

次に、アベノミクス相場の終焉も唱える必要があろう。2020年の東京オリンピック景気を充分に先取りした可能性は高い。2012年11月の解散総選挙の確約を民主党・野田元首相からとりつけた11月14日。その翌日11月15日から上昇波動はスタートした。ちなみに発射台は直前の安値10月12日の8534円。翌2013年はまさにアベノミクス相場の本格初年度。5月に急落はあったものの中期的には2015年6月の20868円まで急伸。幅12334円・率244.5%と約2.4倍高を演じ、これが上昇1波だ。この上昇1波の調整波は、翌2016年2月と6月のダブルボトムまで続き、幅5916円・率28.3%であり、期間は最初のボトムまで約8か月、最終ボトムまでは約1年間となり、調整幅・期間ともに充分な調整波だったといえよう。
上昇第2波は2016年6月24日の14952円からスタート。昨年2018年の戻り高値24270円まで幅9318円・率62.3%であった。
そして、いよいよ今回の調整波の予測であるが、上昇1波の率を応当すると底値試算は「17400円」、期間は「6月初旬」までが最初のボトム、2016年型のダブルボトム形成であれば最終ボトムは「10月初旬」が応当する。
最後に、エリオット波動の分析では、中期的な上昇5波動と下降3波動で形成される波動を今回のアベノミクス相場の終焉に据えるならば、上昇1波・下降1波・上昇2波が2012年11月からの約6年で終わり、2019年は下降2波が始まったところに位置する。この下降2波が終わると、次は上昇3波目が始まる。この最後の上昇3波目の上昇波が一番ドラスティックに高く長いとされているが、上昇1波も上昇2波も約2年半の上昇期間だ。上昇3波が長いとすれば2023年辺りか。大阪万博の2年前辺りまで続くのだろう。まずは下降2波の着地を確認してからだが、上昇3波への期待は大いにもってよいのではないか。

【6年にわたるアベノミクスの終焉?】

  • ※ N101 日経平均 東証 週足 12/8/3~18/12/26
  • ※ MC:ロウソク足;単純移動平均[52](エリオット波動分析とNYダウの下落相場 エリオット波動分析とNYダウの下落相場 緑)[52](翠)
  • ※ (出所)当頁図表は各種データ・資料よりQUICK_Workstation描画にてカブドットコム証券作成。

【12月の急落から類推できること. 2015年/2007年】

  • ※ 101 日経平均 東証 日足 15/6/1~16/7/29
  • ※ MC:ロウソク足;単純移動平均[200](赤)[65](翠)[200](緑)
  • ※ (出所)当頁図表は各種データ・資料よりQUICK_Workstation描画にてカブドットコム証券作成。
  • ※ 101 エリオット波動分析とNYダウの下落相場 日経平均 東証 エリオット波動分析とNYダウの下落相場 日足 07/1/4~08/12/30
  • ※ エリオット波動分析とNYダウの下落相場 MC:ロウソク足;単純移動平均[200](赤)[65](翠)[200](緑)
  • ※ (出所)当頁図表は各種データ・資料よりQUICK_Workstation描画にてカブドットコム証券作成。

2019年のストラテジー

そもそも、証券会社に属しているストラテジストがショート戦略(ウリ戦略)を推すのは珍しいと言われるが、ウォール街ではショート銘柄のレポートは普通に配信されているので、早く日本の投資家もショート戦略に慣れて頂きたいと思う。2019年初頭は、ショートに慣れて頂くという意味では、良い機会ではないか。
証券会社の大人事情を抜きにして、未だにストラテジストやアナリストが、買いのバイアスから入るのは投資家のニーズがそもそもショート戦略に少ないからだ。最大公倍数を狙うなら相変わらず買い推奨一辺倒というのが本音だろう。(あ、大人事情とは、年初だから歯衣を脱ぐと、上場企業が顧客の法人部や企画部、引受け業務の引受部などへの配慮から、証券会社に属する調査部は上場企業のウリを推奨したレポートは書けない、いや組織の忖度のうえで書きづらいという事情)
そういう言い訳をさせないためにも、賢明なる投資家はショート戦略も使いこないして頂きたい。現実は、カラ売りを行う投資家が、全投資家に占める割合は約5~10%程度という試算を試みたことがある(自己試算)。この数字の信憑性が高いかどうかは割愛するとしても、カラ売り経験のある投資家はざっと目の子計算しても少ないのである。ということは買いから入る投資でこの世界は回るということだ。これをブレイクスルーすれば、かなり変貌した投資の世界が待っていると小職はホンキで思っている。

「亥固まる」2019年

2018年は犬笑うが干支の相場格言であったが、パフォーマンスが上がって笑うのではなく、もう笑うしかないという開き直りの年末の急落が続いた。
2019年は亥(い)固まる。確かに現時点での2018年度の企業業績は前期比トントンが精いっぱいで、続く2019年度の業績は減益スタートの可能性が高い。後で振り返ると、これほど解り易い指標はなく、企業業績が悪かった年度の株価パフォーマンスは下落基調である。このシュリンクに逆らった投資では投資成績で効果をだせない。つまり、2018年度も2019年度も基本的には調整波が入り易い年ということになる。よって、2019年の亥固まるという干支の相場格言は当てはまるのではないか。
ただ、2020年は子(ねずみ)は繁栄。まさにオリンピックの年。このまま2025年の大阪万博の干支、辰巳(たつみ)天井(2024年・2025年)までいくのだろう。

エリオット波動分析とNYダウの下落相場

『世界同時 超暴落』(フォレスト出版、2016年)

お近くの書店、またはウェブストアにてお買い求めください。

『株の「天底」を見破った!』(ビジネス社、2004年)

『株の「天底」を見破った!』(ビジネス社、2004年)

発売時、「兜町」の書店「千代田書店」で第1位となった「株の天底を見破った!」の書評が、「日本証券新聞 兜町ネット ブックレビュー」(2004年10月20日付)に掲載されました。
以下、引用させていただきます。

ブックレビュー 「株の天底を見破った!」 伊東秀広著

135ページ
(誤)・・すれば、円安予測にはかなり・・
(正)・・すれば、ドル安予測にはかなり・・

1998年05月15日 日刊投資新聞社掲載の弊社記事

(前略)

—どんな情報提供をなさっていますか?

「当社は、エリオット波動、フラクタル理論、メリマンサイクル理論を基にチャートを分析し、売買代金比率の大きい銘柄とオプションについて投資情報を提供します。今日(5月11日)はQ2で、ソニー、本田技研、さくら銀行、日本ドライのチャートコメントをしました。日本ドライもあくまで商いの多い銘柄の一つとして放送しました」

—仕手株はおやりにならないんですか?

「当社は仕手株はやりません。日本ドライを採りあげたのは、Q2は仕手株も好きなお客様がいるというだけです。ただ当社の会員に対しては投資を薦めていません」

(中略)

—17年というのは、かなりの老舗の部類に入りますね。

「確かに個人投資家は減りました。しかし、いま残っている投資家はプロと言えるでしょう。研究もされ、レベルも上がっています。私はその方たちに、チャート分析を通し、相場観を売ってきたつもりです。ですら、17年間、生き残ってきたのだと思います」

(『発進』取材班)

Copyright (c)エリオット波動分析とNYダウの下落相場 1998 Nikkan-Toushi-Shinbunsya. Japan

2001年09月28日 日本証券新聞「チャート DE 読む」(最終回)原稿

伊東秀広が「日本証券新聞」紙上で展開した、日本証券新聞「チャート DE エリオット波動分析とNYダウの下落相場 読む」の最終回(2001年09月28日付)の原稿です。

「相場も戦争と考える米国~下げ相場も9合目達成」

9月に18ケ月急落サイクルがNYダウに訪れる事と日経平均は9563を目指す下落に入っているという事を当欄及びTV解説(BSジャパン・ルック@マーケット)などで予測してまいりました。またホームページに記した『9700をめざす』『9/14・9/26・10/9が危険日』というフレーズは日を9/10にかえられ、『日経平均9700へ暴落』見出しに替えられ某週刊誌に無断転載されました。

予測の数値及び日柄は罫線予測の当然の帰結であって、貿易センタービルテロ大惨事は思いもよらぬ事でした。(被災された方のご冥福を心より祈ります。)エリオット波動分析とNYダウの下落相場

当初の目論みと違った点は、日本市場の下落はあくまで、~3913(1)~3739(2)~8254(3)~6971(4)~11750(5)で形成されたNY市場の8254$を目指す暴落によってなされる値でしたが、当のNY市場が休場の間に欧州市場の下落に先導されて、予測の前日9447を達成してしまいました。一週間後に再開したNY市場は初日8920$と684$安となりましたが、立ち会い前に0.5%の欧米協調利下げがあり、さらに日本も公定歩合0.1%にし、さらに為替介入資金の非不胎化という有事の金融緩和となりました。

3年前、ロシア危機到来によるNYダウ2000$暴落をテレビ番組(TV東京・マーケットライブ・WBS)で事前予告し当てた私は、当初の下値目標を12700としながら、番組最終回に最悪なら11190までありうるとし、最後は予測が外れました。その原因は米国がインフレであるのにかかわらず、不要な利下げを株価の為だけに4回もし、巧妙なルービンPKOもあり、また日本もそれに呼応する形で常識では考えられないゼロ金利政策を導入した事にあります。冷戦に勝利した米国は経済を次の標的とし、相場上昇も戦争であると考えていた事に後で気付きました。

今回は、世界経済の麻痺・混乱を狙ったテロ側と対峙するので、今後さらなる国家権力が相場に介入してくる事は十分予想できるので、下値での弱気は厳禁です。昭和25年85から大天井38915までの日経平均の足は~1829(1)~1020(2)~5359(3)~3354(4)~4564~3814~8019~6849~38915(5)と形成された事から、いずれ8019を目指すと考えますが、3年前の轍を踏まぬ心掛けから、あくまで買い場さがしに徹するのが上策と判断します。

月に一度連載してきたこのコーナーも、少々お休みを頂きます。投資家の皆様のお役にたったなら幸です、そして私自身の勉強にもなった事を感謝致します。

(以上)

米ドル/円が40年の長きに及ぶ円高トレンドに
幕を引き、歴史的な大底を打つ瞬間は
エリオット波動で事前に予想されていた

エリオット波動の基本型

2011年10月の最後の日、米ドル/円は75.32円という歴史的安値をつけたあと、為替介入によって吹き上がった

10月31日(月)。米ドル/円が大底を打つと宮田氏が予想した2011年10月という月の最後の日。

その月末月曜日週明け早朝のオセアニア市場にて、米ドル/円は流動性が低いと思われる中、窓を開けて急落。それまでの安値を更新し、75.32円という歴史的安値をつけたのだった。

そして、そのわずか数時間後、同日午前10時台の東京市場。

米ドル/円は突如、たった30分ぐらいで79円近辺まで3円近くもポーンと急騰したのだった。

日本政府・日銀が大規模な為替介入に踏み切ったのだ。ちなみに当時の日本は民主党政権下にあった。

そして、あれから10年近く経つが、2011年10月31日(月)の早朝、オセアニア市場でつけた75.32円という米ドル/円の安値は破られていない。

2011年10月、宮田直彦氏が予想したその月の最後の日、31日に米ドル/円は歴史的安値を更新したあと、為替介入で吹き上がり、宮田氏の予想どおり、米ドル/円は歴史的な大底を打って、エリオット波動V波が終幕になるという、このうえなく劇的な展開になったのだった。

「2015~2016年に124円台の高値をつける」…大底を打ったあとの宮田直彦氏の予想もほとんどズバリ的中した

そして、ついでと言っては大変申し訳ないのだが、大底を打ったあと、米ドル/円がどこまで上がるかという当面の目標について、2011年10月の取材時点で宮田氏は、2015~2016年に124円台の高値をつけるのではないかと予想していた。

米ドル/円はそれから4年後の2015年に125円台の高値をつけ、それが当面の高値となった。ここでもほとんどズバリ、宮田氏の予想は当たっていたのだ。まさに神がかり的である。

米ドル/円 月足チャート

宮田直彦氏のレポートは、現在は マネースクエア の公式サイトにて、「宮田直彦のエリオット波動レポート」と題されて公開されている。

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