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注文の種類と付加条件
プレオープン時間帯に発注される成行注文に付されるもので、日中取引時間帯開始時にアンクロッシング価格(※)で成行注文同士において取引が成立し、未約定数量がある場合は、当初の成行注文が当該価格による指値注文に変換されるという条件。
ただし、アンクロッシング価格が算出されない限月及び銘柄については、プレオープン時間帯終了時に自動的に取り消されます。
(※)アンクロッシング価格とは、付合せ時間帯開始時において、付け合わせ処理が行われるときの価格を指します。具体的には、指値注文(プレオープン時間 帯になされた指値注文と、前日から引き継がれたGTC条件付き指値注文を合わせたもの)同士を対当させ、取引が成立した場合に約定数量が最大となるように 算出された一本値のことです。
可能な注文の種類と付加条件の組み合わせ
指値注文+GTC
指値注文+GIS
成行注文+寄付条件
プレオープン時間帯に成行注文を発注する場合、必ず寄付条件が付されます。寄付条件付きの成行注文は、日中取引時間帯開始時にアンクロッシング価格で成行 注文同士で約定します。未約定数量がある場合には、アンクロッシング価格での指値注文に変換されます。アンクロッシング価格が算出されなかった場合には取 消されます。
付合せ方法
付合せ時間帯開始時における付合せについては、こちら (PDF形式 -206KB-)をご覧下さい。取引時間における付合せは、価格優先・時間優先の原則に従って行われます。よって、高い買注文(低い売注文)が優先すると ともに、同一価格での注文は早い時間に出された注文が優先されることになります。
ストラテジー取引
インプライド機能
インプライド機能とは、アウトライトにおける個々の商品の注文とストラテジー注文を連動させ、ストラテジーおよびアウトライトの双方で取引が成立する機会を高める機能です。
インプライド・アウトとインプライド・インの2種類があります
インプライド・アウト機能およびインプライド・イン機能の具体例については、こちら(PDF形式 -16KB-)をご覧ください。
※インプライド・アウト機能
カレンダースプレッドのストラテジー市場で呈示されている注文から、アウトライト市場への注文を派生させる機能です。パック、バンドルにはインプライド・アウト機能はありません。
※インプライド・イン機能
アウトライト市場で呈示されている注文から、パック、バンドル、カレンダースプレッドのストラテジー市場に対して注文を派生させる機能です。
ユーロ円3ヵ月金利先物・・・22限月(四半期限月20限月+シリアル2限月)
ユーロ円3ヵ月金利先物オプション・・・5限月
無担保コールオーバーナイト金利先物・・・6限月
ユーロ円LIBOR6ヵ月金利先物・・・22限月(四半期限月20限月+シリアル2限月)
<例>
20XX年4月1日時点でのシリアル限月設定
:20XX年4月限、5月限(6月限は通常の4半期限月として上場)
20XX年5月1日時点でのシリアル限月設定
:20XX年5月限、7月限(6月限は通常の4半期限月として上場)
20XX年6月1日時点でのシリアル限月設定 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく
:20XX年7月限、8月限(6月限は通常の4半期限月として上場)
清算価格の算出と公表
公式終値の算出と公表
金融取は公式終値を算出の上、公表します。公式終値とは、先物取引の全限月において夜間取引の終了後に金融取が算出する値です。
算出方法は、清算 価格の算出方法を準用します。算出目的は、(1)翌営業日のオプション取引における行使価格を設定する際の中心価格を算出する(ユーロ円3ヵ月金利先物の み)、(2)翌営業日のプレオープン時間帯における呼び値の受付制限を行う際の基準価格を算出するためです。
オプション取引における権利行使価格の設定
注文の受付制限
※留意事項
注文受付制限機能は発注時のみを対象とするため、一旦受け付けられた注文に対しては本機能は働きません。そのため、注文が一旦受け付けられた後で相場の変 動等により当該注文の価格が入力可能幅を超えたとしても、自動的に取り消されるようなことはありません。 金融取は、相場の状況等を勘案して必要と認めたときは、基準価格および入力可能幅の変更または注文の受付制限を停止することがあります。 基準価格は必ずしも相場の実勢水準を保証するものではなく、全ての誤入力を防止するものではありません。注文を入力する際には、入力内容を十分確認の上、発注ください。
ブロック取引
ブロック取引とは、オークション方式や競争取引によらずに、取引所の定める数量以上で、同一限月又は同一銘柄の売付取引と買付取引を同時に成立させる取引 です。同取引では、取引参加者の対当取引(クロス)または2つの取引参加者間による取引を成立させることができます。ブロック取引では取引所での承認が必 要になります。
ブロック取引に関する詳細は、こちら(PDF形式 -187KB-)をご覧ください。
価格優先原則
【取引に関する注意事項】
■店頭外国為替証拠金取引「みんなのFX」「みんなのシストレ」、店頭外国為替オプション取引「みんなのオプション」及び店頭暗号資産証拠金取引「みんなのコイン」は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動等により損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては契約締結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。
■みんなのFX、みんなのシストレにおける個人のお客様の証拠金必要額は、各通貨のレートを基に、お取引額の4%(レバレッジ25倍)となります。ただし、トルコリラ/円及びロシアルーブル/円においてはお取引額の10%(レバレッジ10倍)となります。法人のお客様の証拠金必要額は、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額又は当該為替リスク想定比率以上で当社が別途定める為替リスク想定比率を乗じて得た額となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第 117 条第 27 項第 1 号に規定される定量的計算モデルを用い算出されるものです。
■みんなのコインにおける証拠金必要額は、各暗号資産の価格を基に、個人のお客様、法人のお客様ともにお取引額の50%(レバレッジ2倍)となります。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインはレバレッジの効果により預託する証拠金の額以上の取引が可能となりますが、預託した証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがございます。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのオプション、みんなのコインの取引手数料及び口座管理費は無料です。ただし、みんなのコインにおいて建玉を翌日まで持ち越した場合、別途建玉管理料が発生します。
■みんなのシストレの投資助言報酬は片道0.2Pips(税込)でありスプレッドに含まれております。
■みんなのFX、みんなのシストレにおけるスワップポイントは金利情勢等に応じて日々変化するため、受取又は支払の金額が変動したり、受け払いの方向が逆転する可能性がございます。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインにおいて当社が提示する売付価格と買付価格には価格差(スプレッド)がございます。お客様の約定結果による実質的なスプレッドは当社が広告で表示しているスプレッドと必ずしも合致しない場合もございます。お取引に際して、当社が広告で表示しているスプレッドを保証するものではありません。
■みんなのFX、みんなのシストレ、みんなのコインにおけるロスカットルールは、必ずしもお客様の損失を限定するものではなく、相場変動等により、預託した証拠金以上の損失が発生するおそれがございます。
■みんなのオプションは満期時刻が到来すると自動行使されるヨーロピアンタイプのバイナリーオプション取引です。オプション料を支払うことで将来の一定の権利を購入する取引であることから、その権利が消滅した場合、支払ったオプション料の全額を失うこととなります。購入価格と売却価格は変動します。1Lotあたりの最大価格は、購入の場合990円、売却の場合1,000円です。オプション購入後の注文取消は行う事ができませんが、取引可能期間であれば売却は可能です。ただし、売却価格と購入価格には価格差(スプレッド)があり、売却時に損失を被る可能性があります。相場の変動により当社が提示する購入価格よりもお客様に不利な価格で購入が成立する場合があります。また当社の負うリスクの度合いによっては注文の一部もしくは全部を受け付けられない場合がございます。
■暗号資産は本邦通貨または外国通貨ではありません。法定通貨とは異なり、特定の国等によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会:日本証券業協会 一般社団法人 金融先物取引業協会 一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 日本暗号資産取引業協会 日本投資者保護基金
FX・バイナリーオプション・システムトレードなら、「みんエフ」でお馴染みのみんなのFX!みんなのFXは、トレイダーズホールディングス株式会社(スタンダード市場上場8704)の100%子会社であるトレイダーズ証券株式会社が運営しています。
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。
価格優先原則 かかくゆうせんげんそく
高頻度データは, 個別取引を全て記録したデータ, ないしは, サンプリング間隔を極めて短く取って採取したデータであるため, そのデータを生成させる市場のアーキテクチャを直接反映したものとなる (本書3.2節参照) . 従って, 分析対象がどのような市場であり, どのような市場参加者が取引に参加しているか, 注文がどのように出され取引が成立するかの一連の流れ(取引プロセス)を正しく理解しておく事が望ましいし, また, 目的によってはそれらの理解が不可欠な要素となる. 市場アーキテクチャの主な特徴は, 市場タイプ, 注文方式, 取引手順, 透明性, 市場外取引(off-market)によって定まる (Madhavan, 2002). 以下では, まず, このうち市場タイプを決定する2つの重要な特性である, 取引の仕組み(価格決定方式), 注文処理頻度について取り上げる.
[文献]
Madhavan, A. (2002) "Market Microstructure: A Practitioners' Guide", Fin. Analysts 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく J., Vol. 58, pp. 28-42.
価格決定方式
証券の価格を市場内外へ迅速かつ正確に伝えることは, 市場の果たすべき最も基本的かつ重要な役割である. これを市場の 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 価格発見 (price discovery) 機能と言う. この市場における取引価格の決定方式によって, 市場はディーラー方式とオークション方式とに大別される.
- 単一ディーラー方式 単一の(独占的な)ディーラーが存在し, 買気配値で買い, 売気配値で売る. 純粋な単一ディーラー方式の例は少ないが, 発展途上国の通貨市場における中央銀行などがある. 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく
- 複数ディーラー方式 複数ディーラーの存在によって市場内競争を維持する方式. 「一極集中型(centralized)」, 「分散型(decentralized)」の2つのタイプが存在する. 一極集中型市場では, 複数のディーラーからの気配値は, 単一の物理的な場所か, 単一のスクリーン上にて提供される. 分散型市場では, 全ディーラーからの気配値が同時に観察できず, 異なる価格での同時取引が生起し得る (市場の「分断化(fragmentation)」). 例として, 外国為替市場, 社債市場, スワップ市場等が挙げられる. なお, 外国為替市場の仕組については, 外国為替市場において詳しく紹介する.
オークション(競争売買)方式 (auction market)とは, 大量の売り注文, 買い注文を単一価格で精算する方式で, 市場参加者(顧客)価格優先原則 かかくゆうせんげんそく より市場に出される売買の指値注文が注文板 (order book)を形成し, 注文はルール上の優先順位に従ってマッチング(付け合せ)が行われる. 特に, 売り手と買い手の双方が値段を出し合い条件の合う相手と約定成立させる単一価格・二方向(single-price double/two-sided)方式が標準的である (単に「 ダブル・オークション 」と言う). 最も価格競争力のある指値注文が 「最良売気配 (best ask)」,「最良買気配(best bid)」となる. すなわち, 各時点において, 既に届いている売指値注文の中で最も低い売り希望価格を持つ注文(価格)が最良売気配(値), 逆に買指値注文の中で最も高い買い希望価格を持つ注文(価格)が最良買気配(値)である. 複数の指値注文間の競争 (価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 価格優先原則・時間優先原則-下述)によって市場内競争が維持される. 指値注文が新たな取引を呼び込むことから 「注文駆動方式」(または「オーダー・ドリブン(order-driven)方式」と呼ばれる. 東証をはじめ世界の取引所の大半が採用する方式である.
気配駆動型市場においては, 多くの場合, 取引相手に対して価格や数量に関する交渉が可能であり, この点は注文駆動型市場とは異なる.
なお, NYSEは, オークション方式とディーラー方式のハイブリッド型である. オークション市場と単一ディーラー市場のハイブリッド型である. スペシャリスト(マーケット・メーカーの一種)が顧客からの指値注文板を維持しながら, 成行注文に対して, 板内の反対サイドの指値注文と取引成立させるか, 自らが反対サイドに立って取引成立させるかを決める. 指定マーケット・メーカー(Designated Market Maker)と呼ばれる業者達(以前は“スペシャリスト”と呼ばれた) が, 担当する証券に関して“公正で秩序ある”市場の維持の義務を負っている.
[文献]
Lyons, Richard K. (2001) "The microstructure approach to exchange rates", MIT Press.
注文処理頻度
一方, 市場に到着する注文が成立する頻度によって, 「連続取引」, 「定期取引」, 「リクエスト駆動取引」に分けられる. 連続取引 (continuous trading)とは逐次発生する売買注文を継続的に個別にマッチングさせる方式である. 定期取引とは, あらかじめ定めれた特定の時点において取引が一括して行われる.
リクエスト駆動取引 (request-driven trading)とは, (気配更新を常時行わない)マーケットメーカー/ディーラーに対して取引を希望するたびに随時気配を要求し, 取引を行うものである(Johnson, 2010).
- オーダー・ドリブン方式+連続取引=「連続オークション方式 (continuous auction trading)」(「ザラ場方式」)
- オーダー・ドリブン方式+コール取引=「(定期的)コール・オークション方式 (periodic/repeated call auction trading)」(「板寄(いたよせ)価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 方式」)
- クォート・ドリブン方式+連続取引=「マーケット・メーク方式」
一般に, 流動性の高い証券に対してはオークション方式が, 流動性の低い証券に対してはディーラー方式が上手く機能するとされる. 流動性の低い, すなわち, 売買頻度の低い証券がオークション方式によって取引されているケースでは, その証券の取引価格に影響を及ぼすようなニュースがあった場合に, 売買注文が片サイドに偏り易く, 従って取引価格が過大に上下し易いと考えられる. 他方, それがディーラー方式であれば, その証券の値付け義務を負うディーラーが常に取引の相手方として存在することになるから (そのディーラーが値付け業務から撤退しない限りにおいて), 取引価格の過大な変動を抑制することができると考えられる.
なお, 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 同一証券であっても, 少量枚数の取引に際しては, コストが低く, 通常十分な流動性を提供する注文板方式が好まれるが, 多量枚数の取引に対しては, マーケット・メーカー・システムの方が望ましいと考えられる. 実際, マーケット・メーカーを置かない純粋な注文板市場においても, いわゆるブロック取引(block trades)と呼ばれる, 大きな注文を処理するための特別な取引手順が用意されていることが多い.
また, 連続オークション方式は, 電子的に行われる「自動連続オークション方式 (automated continuous auction)」と, 人を介して行われる「フロア方式」または「オープン・アウトクライ(open outcry)」に細分類されることもある (例: Coppejans-Domowitz, 1997).
いまや市場取引において主要な地位を占める 自動取引市場システム (automatic trade execution system)の分類もなされている. Domowitz(1993)は, 執行優先ルール, マッチング規則(プロトコル)・価格発見の自動化度合, 透明性・市場参加者間の情報非対称性の構造の点から, 16カ国50以上の自動取引市場システムの分類を行った.
さて, これらの市場のタイプで望ましいのはどれだろうか? このような問に対する普遍的な答は存在しない. 異なる種類の市場同士の相対評価を行う際の基準となりうるのが, 流動性という概念である.
[文献]
Johnson, B. (2010) "Algorithmic Trading and DMA: An introduction to direct access trading strategies", 4 Myeloma Press.
井上 武 (2006) "取引所における株式売買仕法の多様化", 資本市場クォータリー, pp. 112-120.
Coppejans, M. and Domowitz, I. (1997) "価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく Automated Trade Execution and Open Outcry Trading: A first look at the GLOBEX trading system", Preprint.
Domowitz, I. (1993) "A taxonomy of automated trade execution systems", J. Int. Money Finance, Vol. 12, pp. 607-631.
市場の流動性
価格優先原則 かかくゆうせんげんそく トレーディングやリスク管理の現場において, 対象証券の「流動性」を把握しておくことは重要である. とりわけ, 一日内に何回も取引の行われる証券においては, その流動性を測定するのに高頻度データを利用するのは自然であろう.
- 「スプレッド(の狭さ)」(tightness): ビッド・アスク・スプレッドの大きさ. 狭いスプレッドはトレードのコストが安いことを意味し, 新規ポジションの生成や撤退の取引が容易である.
- 「デプス(板の厚さ)」(depth): 均衡価格の両側に存在する執行を待っている売り, 買い注文の総量. デプスのある市場においては, 大きな量の注文をほとんど価格変化(マーケット・インパクト)させることなく執行できる.価格優先原則 かかくゆうせんげんそく
- 「レジリアンス(回復力)」(resiliency): 市場がショックから回復するスピード. 回復力の高い市場では, 価格変動が取引総量や注文総量に影響しない.
1999年に発生したアジア通貨危機およびロシア危機は, 市場の流動性の決定要因やダイナミックスに関する研究の重要性が再認識される契機となった. 中でも, ダイナミックスに関わる現象である, (関連市場の流動性を奪う形で実現される)特定市場または商品への「流動性の集中」 (concentration), ある市場からの「流動性の枯渇」(evaporation)およびその一方流動性が高い資産への「流動性への逃避」(flight to liquidity)は大きく関心を持たれた. (国際決済銀行 「市場流動性:研究成果と政策へのインプリケーション (日本銀行仮訳)価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 」, 1999.) これらに関する研究の重要性はリーマン・ショックを経た今日においても変わりはない.
流動性指標として, 「Kyleのλ (ラムダ)」が有名である (Kyle, 1985). 高頻度データを使ったKyleのλの計測例としては, 例えば (Tay et al., 2009)がある.
[文献]
Kyle, A. S. (1985) "Continuous Auctions and Insider Trading", Econometrica, Vol. 53(6), pp. 1315-1335.
Persaud, A. (2003) "Liquidity Black Holes: Understanding, Quantifying and Managing Financial Liquidity Risk", Risk Books, pp. 85-104.
Tay, A. et 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく al (2009) "Using High-Frequency Transaction Data to Estimate the Probability of Informed Trading", J. Fin. Economet., Vol. 7(3), pp. 288-311.
注文の種類
指値注文 (limit order)とは, 予め取引希望価格(=指値)を指定して発注する注文である. 指値注文は注文板に提示され, 取引を希望する反対サイドの市場参加者からの注文(指値注文か, 次に説明する成行注文) が市場に届き, つけ合わされる(マッチングされる)のを待つ. 買い注文の場合は指値以下, 売り注文の場合は指値以上で約定価格が決まる. すなわち, 希望価格より悪い価格で約定することはないが, 必ず約定するとは限らず, 未執行のリスクを伴う.
一方, 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 成行注文 (market order)とは, 希望価格を指定せずに発注する注文である. 注文が到着した時点で最も良い価格(「最良気配値」)を提示している注文板上の指値注文に対して, (価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 買い成行注文なら最も安い売り指値注文から, 売り成行注文なら最も高い買い指値注文から) 直ちに付け合わせが行われ, 約定が成立する. 注文板上の反対サイドに希望売買数量以上の指値注文が既にあれば必ず約定するが, 約定価格は注文時には分からず, 価格が不利な方向へと動いてしまう, マーケット・インパクトのリスクを伴う.
例えば, 国内株式市場においては, 取引量の多く, 流動性の高い東証などにおいては, 指値注文, 成行注文の双方が可能であるが, 東証に比べれば板の薄い2つの私設取引所(SBI Japannext PTS, 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく Chi-X Japan PTS) においては, 指値注文のみが可能である(2013年10月時点).
さらに, 注文に付加的な執行条件をつけることが可能な市場もある. 例として, IOC (immediate or cancel)条件とは, 未約定の注文数量が残った場合に, 未約定分を注文板の反対サイドに新規の指値注文として残さずに即座にキャンセルするという執行条件である. 例えば, 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 数量の大きな買い指値注文を出すケースにおいて, 注文板上の希望価格にある売指値注文に対して部分的にマッチングした場合に, IOC条件のない注文においては未約定分が新規の売指値注文として当該希望価格にてそのまま注文板上に提示されることになるが, IOC条件が付与されていれば未約定分は直ちにキャンセルされ, 注文板に反映されることはない.
また, FOK (fill or kill)条件とは, そのような部分約定は許さず, 全約定が可能な場合のみ即時マッチングが行われ, そうでない場合には, 全注文が直ちにキャンセルされるという条件である.
連続取引と価格優先・時間優先原則
通常, 注文板市場における連続取引においては, 「価格優先・時間優先原則」が適用される. ここで,「価格優先原則」とは, 売り注文は希望価格の低い注文から, 買い注文は希望価格の高い注文から順に取引を成立させる原則であり,「時間優先の原則」とは同じ希望価格の注文では, 時間の早い注文が優先されるという原則である. さらに, 成行注文のある市場においては, 希望価格を指定しない成行注文は, そうでない指値注文よりも優先される(「成行優先原則」).
例えば, 指値買注文が到着した場合, もし買い希望価格が注文板上の反対サイドにある最良売気配値以上であれば, 価格優先原則により, 約定可能な枚数まで最優先で(即座に)マッチングが行われるが, もし最良売気配値未満であれば, 注文板上の買いサイドにあるその買い希望価格の “待ち行列”の最後に加えられる. 待ち行列の中では, 時間優先原則により, 到着時間の早い買い指値注文から(当該買い希望価格以下の売り希望価格を持つ売り注文が入ってくるたびに)順次マッチングが行われる. また, 注文板上では, 既に提示済の指値注文に対して, 希望価格を変更したり, 数量を減らしたり, あるいは, 注文そのものをキャンセルしたりなど, 常時, 気配更新が行われる.
以上, 注文板市場に指値注文を提出し注文板を厚くする市場参加者を流動性供給者(liquidity provider), 一方, 即時約定により注文板から指値注文量を減らし結果的に板を薄くする参加者を流動性需要者(価格優先原則 かかくゆうせんげんそく liquidity taker)と呼ぶ.
近年, 欧米株式市場や日本国内において取引シェアを伸ばしている, 証券取引所に対する代替的市場(欧米ではECN (Electronic Communication 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく Network), 国内ではPTS (Proprietary Trading System)と呼ばれる)の中には, 流動性供給者の手数料を流動性需要者の手数料より低く抑えることで, 指値注文の発注を促し 注文板を厚くする, すなわち市場の流動性を維持するように誘導する戦略を取っている市場もある.
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【eラーニング】二種外務員(証券外務員二種) 最短合格コース
外務員試験 攻略ガイド
二種外務員・計算問題特訓
板寄せ方式による始値決定プロセス
この問題について
手順1.「成行優先の原則」を適用します。
成行注文のうち、売呼値/買呼値 15,000株 を対当させる。
⇒ 買呼値 5000株の超過
手順2.「価格優先の原則」を適用します。
残った注文のうち、
成行買い注文 5000株と、最も低い売り注文 495円、5000株を対当させる。
⇒ 過不足なし
手順3.引き続き「価格優先の原則」を適用します。
残った注文のうち、
最も高い買呼値 499円、3000株と、最も低い売呼値 496円、5000株を対当させる。
⇒ 売呼値 2000株の超過
手順4.引き続き「価格優先の原則」を適用します。
残った注文のうち、
最も高い買呼値 498円、5000株と、最も低い売呼値 496円、2000株を対当させる。
⇒ 買呼値 3000株の超過
手順5.引き続き「価格優先の原則」を適用します。
残った注文のうち、
最も高い買呼値 498円、3000株と、最も低い売呼値 497円、2000株を対当させる。
⇒ 買呼値 1000株の超過
手順6.引き続き「価格優先の原則」を適用します。
残った注文のうち、
最も高い買呼値 498円、1000株と、最も低い売呼値 498円、1000株を対当させる。
⇒ 売呼値 2000株の超過
始値が決まりました。
同じ指値の 498円で売呼値と買呼値が対当することになるため、498円が始値に決まります。この問題の答えとなります。
なお、この時点での出来高は 28,000株です。
計算問題を得点源にするために・・・
シグマのeラーニング講座「二種外務員 最短合格コース」の講義映像・テキストの重要箇所や模擬試験を 繰り返し繰り返し、反復学習 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく することが大切です。
きっと、 類似問題なら絶対に間違わない というレベルに到達して、試験に臨むことができるでしょう。
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- 「外務員試験 攻略ガイド」(以下、本解説集)の文章、図表などの著作権は、シグマベイスキャピタル株式会社に帰属しますので、複製・転載・引用・配布などは一切禁止します。
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楽天証券「iSPEED」の良い評判・口コミ
米国株: 想像以上に便利 個人的にはマネックスのより好きです。トレーディング性は劣りそうですが、情報と使い勝手は楽天だと思います。
とにかく使いやすい 米国株もアプリで分かりやすく取引できるのも強み。 取引の参考になる指数、検索機能も申し分ない。 とにかく初心者にも使いやすいので、このアプリを使えるだけでも、楽天証券にする価値ありです。
すごくいいです これはすごい。他社の口座もいくつか持っていますが、このアプリがダントツに使いやすいです。それでいてメチャクチャ多機能。 とにかく情報が多いのに使い勝手がいい。UIデザイナーさんが優秀ですねこれは。 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく 板、四季報、チャートなど基本的な機能はもちろん、スクリーニングもアプリ内でできるし、ニュースの情報量も良い。おまけに楽天証券のYouTubeチャンネルにもリンクされている充実ぶり。 お気に入り銘柄も整理しやすく、メイン画面のカスタマイズもとても細かくできます。それでいて全体的に見やすくてとても良いです。
出典:Google Play プレビュー
楽天証券「iSPEED」の悪い評判・口コミ
預り金表示について 初心者ですが気になるところを・・・ ①外国株を購入時の拘束金←非常わかりにくかった。(同様の質問がサイト上にも多々あったが、改善の兆しは無いようでした)。『一時拘束金』等の項目があると安心すると思うのですが。難しいのかな? ②米国株の売却益について、日本国内課税分は預り金から引かれているようで焦った。←他の証券会社の説明からの推測なので、あってるかな? 中級者には常識なのかもしれないが、初心者には理解しにくい金の動きはストレス以外の何者でも無い。恐らく説明文の中には書いてあるのだろうが、質問の多い事項については、説明する側、受取り側で齟齬の無いような取り組みが不可欠と感じた。
デイトレードには不向き 一度逆指し値で注文を出したあと、値の数字を変更しようとすると、なぜか同じ銘柄が2つあり非常に分かりづらい。売り注文を出している銘柄は買い増しができないのは致命的。 また、陽線陰線の色が変更できない。移動平均線も同様です。購買画面は文字がラクラクホンみたいに大きすぎます。そもそも機能を詰め込みすぎ、小さい画面でチャートの4画面表示は不要だし、サマリーとチャート画面は統合するべきでしょう。。チャートが小さいのだから、価格帯別出来高の表示はチャートに重なるように表示させて欲しい。 米国株は取引しないので、画面から非表示にできる設定を早急に付けて欲しいです。何が二刀流じゃ! 商魂たくましいですわ(笑 MaketSpeedは使いやすいですが、こちらはそれほどでもないですね。あえて良いところを上げれば、お気に入り銘柄が、MaketSpeedと連動していることですね。
UIが古臭いかな… 評判が良かったので使ってみましたが 昔からのアプリを直し直し使ってる印象でした 少し使ってみた感じのリクエストをあげます。 約定照会のリストには日付が表示できてない デフォルトがフィルターなしで毎回1日分の表示しか出ないから遷移後すぐは何も表示されない 投資信託は表示されない それもあってトータルの資産管理の残高照会や損益が一覧できる表がない 通切り替えで損益をすぐ見ることができない 購入価格からの差益、入金額からのトータルの差益を見たい 大味のUIは高齢向けかな? あとサービス側の問題かもしれないけど条件付き購入の種類が少なすぎるOCO注文とか以下以上成行、リターン注文、色々やりたい あと外国株式のリアルタイムチャート表示はネットで見れば見れるから有料にして不便にする必要ないと思う どこまでがサービス側かわかりませんが 割り切らずに1つのアプリで完結したいです
出典:Google Play プレビュー
デメリットは、単元未満株を取り扱っていないことやIPOの銘柄数が少ないことがあげられます。
少額投資に役立つ単元未満株ですが、楽天証券では取り扱われていないため、1単元からの取引となります。また、非上場の企業がこれから新たに株式を上場して、投資家に株式を買ってもらうIPO(新規公開株)の取り扱い数も少ないので注意してください。
無理をせず少額から株式投資を始めよう
株式投資は「難しい」「お金がかかりそう」など、ネガティブなイメージを持たれることがあります。
しかし、実際には少額から投資できることや、売却益(値上がり益)だけでなく好みの株主優待をもらうことができるなど、楽しみながらチャレンジできる投資方法です。投資経験がないという人は、単元未満株からスタートしたり、1株あたりの価格が低く無理なく購入できるものから始めたりするなど、リスクの低い方法を試すとよいでしょう。
慣れてきたら、値上がり益を狙った売買にも挑戦するのもおすすめです。ただし、こちらも少額からスタートし、無理のない範囲で売買するようにしましょう。
メリットとデメリットを正しく理解し、ぜひ資産運用の新たな方法として取り入れてみてください。
株の仕組みについてよくある質問
株はどこで買えるのですか? 株(株式)は「証券会社」で売買することができます。証券会社には、実際に株の売買が行われる市場である証券取引所と、株を売買したい投資家をつなぐ役割があります。株の取引をするためには、専用の口座となる証券会社の口座を開設しなければなりません。口座開設は無料ででき、多くはネット(スマホ・パソコン)から口座開設ができます。実際の取引もスマホやパソコンから行うため、株式投資に興味がある人はチャレンジしてみるとよいでしょう。
いくらから株式投資を始められますか? 株式投資はわずか数百円からスタートすることが可能です。数十万円など高額な資金が必要というイメージがあるかもしれませんが、実際は数百円程度で細かく株を売買できるため、多くの元手がないという人でも安心してチャレンジできます。
価格の高い株を購入する際には資金が必要になるものの、少ない資金で投資を始められるのが株式投資の大きな魅力と言えます。まず、初心者は低価格帯の株式を売買し、取引に慣れるところから始めるとよいでしょう。
株は1株でも買えますか? 株は1株からでも購入できます。通常、株の単位は1単元(100株)とされていますが、100株未満の株「単元未満株」を売買すれば、1株ずつ売買可能です。
ただし、すべての証券会社で単元未満株を取り扱っているわけではありません。マネックス証券やauカブコム証券、LINE証券など、単元未満株を扱っている証券会社で口座開設をしましょう。単元未満株は、株式投資デビューや少額投資におすすめのほか、人気の高額株を少しずつ購入するのにも役立ちます。
ちなみに、単元未満株を少しずつ買い足して100株になれば単元株として扱われ、株主優待や配当金を受け取る権利も持てるようになります。
投資した金額以上に損してしまうことはありますか? 株式投資では、原則として、投資した金額以上に損失が出ることはありません。
株価が購入時より大きく下がってしまった場合には、購入時の金額との差額が損失になりますが、これ以上追加で支払う必要はありません。たとえば、1株500円の株を100株購入したとします。その株が1株300円に値下がりすると、1株あたり200円の損失、全体では2万円の損失になりますが、それ以上の損失はありません。
しかし、「信用取引」をしている場合は追加の支払い、つまり負債が発生する可能性があります。取引に慣れるまでは信用取引ではなく、通常の現物取引を行いましょう。
株価チャートの確認はするべきですか? 株価を見ていると、値動きの様子をチェックできる「チャート」を表示できます。株価チャートは必ずしも確認する必要はありませんが、チャートを読めるようになると、売買のタイミングをつかめるようになります。
チャートを読むのであれば、縦線が並ぶ「ローソク足」のチャートがおすすめです。ローソク足チャートは、1分ごとの動き、1日ごと、1ヵ月ごとなどの価格推移を表示でき、今後価格が上下する可能性を見極められるようになります。
昼間は仕事をしていても株の取引はできますか? 株式を売買できる時間帯は決まっており、基本的にはその時間帯に取引をする必要があります。
平日の9時から11時30分、12時30分から15時までの間で、この間に出した注文が成立(約定・やくじょう)します。ただ、注文自体はいつでも出せるため、昼間に仕事をしている人でも夜間や休日に注文を出しておけば株取引は可能です。
また、時間外取引ができる「PTS市場」を利用すれば、市場が閉まっている時間帯にも取引ができます。
PTSとはProproetary Trading Systemの略で、時間外取引を指します。一部時間を除く朝8時20分から23時59分まで取引できるのが特徴です。
ほかにも、日中は売買をするのではなくスマホなどで株取引の情報収集時間に充てるのもおすすめです。
株式投資にはどういったコストが必要ですか? 株取引は基本的に、売買が成立したときにかかる「約定代金」をベースにして取引手数料が計算されます。1日に何度も細かく売買をする人や、中長期にわたる長い目線で売買をする人など、人によって売買のスタイルが異なるため、取引コストをよりお得にできるよう設定した証券会社も多く見られます。
たとえば、1回約定(売買成立)するごとに手数料がかかるプランや、1日に約定した代金の合計額で手数料が決まるプランなどがあるため、自分の取引スタイルに合ったプランを選びましょう。 価格優先原則 かかくゆうせんげんそく
また、証券会社によって各手数料は異なるほか、日本株、アメリカ株など売買する商品によってもコストは異なります。証券会社で口座開設をする前に、取引コストがどれくらいかかるのかを確認しておくとよいでしょう。
利益が出た場合の税金
- 配当金…「配当所得」にあたり、20.315%の税金がかかります
- 売却益(譲渡益)…「上場株式等の譲渡所得等」にあたり、20.315%の税金がかかります
株はどんな優先順位で売買されるのですか? 株は多くの人が売買をしているため、自分の出した注文がすぐ、なおかつ希望どおりに約定するとは限りません。
たとえば、株を売ろうとして注文を出している人が多い場合、その中でもより低く(安く)している人の注文が優先されますし、反対に株を買いたい人の注文では、より高く買おうとしている人の注文が優先されます。
同じ注文内容でも、より早く注文を出しているほうが優先されますし、売買できる値段に条件をつけた指値注文よりも、条件のない成行注文のほうが早く売買できます。このように、株の売買にはそれぞれ優先順位があり、必ずしも希望どおりに売買できるわけではありません。
企業が株を発行するメリットはなんですか? 企業が株を発行すると、多くの投資家から出資してもらえます。事業を拡大する、新しい設備を導入するなど資金が必要になる際、銀行からお金を借りる選択肢もありますが、果たして本当に返済できるかどうかはわかりません。
株を発行して投資家から出資してもらえば、そのお金は返済する必要もなく、資金調達が可能です。投資家は企業が成長した際に少しずつ利益を還元してもらえるメリットがあり、企業側は低いリスクの中で資金調達ができるというメリットがあります。
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