テクニカル分析

FXの雲とは何のこと

FXの雲とは何のこと
実は、この記事の冒頭に掲載したチャートも同じです。再度以下に掲載します。水平部分が終わった後も、その水準がレジスタンスとして機能していることがわかります。

知らなきゃヤバいFXの一目均衡表の使い方【雲・転換線・先行スパン】

一目均衡表の使い方

一目均等表とは?

FXの雲とは何のこと
一目均衡表は、昭和10年に「一目山人(いちもくさんじん)」という日本人によって完成されたテクニカルチャートです。
一目山人は東京新聞の商業部長を務めていた細田氏のペンネームで、彼が数十年相場を見続けて発見した法則を基に築かれたのが一目均衡表です。
チャート上にこのように表示されているのを、皆さんも見たことがあると思います。

一目均衡表とは?

一目均衡表は5つのラインで構成されている

ここからそれぞれのラインについて算出方法などを説明しますが、最初のうちに言っておくと、 すべてのラインの意味を覚える必要はありません 。
なので、ラインの意味はそれぞれ流し読み程度で大丈夫です。ラインの説明後に、 初心者は一目均衡のどの部分をまずは見るべきかについて解説 しますので、肩の力を抜いて読み進めていってくださいね。
なお、ここからはローソク足の期間は「1日」で設定していることを前提とします。
1時間足を普段見ている方は「過去9日間の平均値」を「過去9時間の平均値」という風に読みかえてくださいね。

一目均衡表を構成するライン①転換線

一目均衡表を構成するライン②基準線

基準線は「過去26日間の最高値と最安値の平均値」 を示すラインです。
転換線が9日間の平均なのに対し、基準線は26日間の平均値という 中期的な天井(最高値)と相場の底(最安値)の平均 を表していることになりますね。

FXのインジケーターとは?選び方や使い方、機能豊富なFX口座紹介!

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一目均衡表の雲の水平な(平らな)部分は何か?

テクニカル

雲の計算式を再確認してみよう

  • 基準線: (過去26日間の最高値+同最安値)÷2
  • 転換線: (過去9日間の最高値+同最安値)÷2
  • 先行スパン1: 「(転換値+基準値)÷2」を(当日を含めた26日先すなわち)25日先にプロット
  • 先行スパン2: 「(過去52日間の最高値+同最安値)÷2」を(当日を含めた26日先すなわち)25日先にプロット
  • 遅行スパン: 当日の終値を26日前にプロット
  • 雲: 先行スパン1と先行スパン2の間の領域

雲は、先行スパン1と先行スパン2の間の領域です。
先行スパン1は、基準線と転換線の仲値を、(当日含め)26日先に表示
先行スパン2は、過去52日間の最高値と最安値の仲値を、(当日含め)26日先に表示

一目均衡表の雲の水平な(平らな)部分は、殆どの場合、先行スパン2が水平(平ら)になることで発生 します。

先行スパン2とは

先行スパン2は、過去52日間の最高値と最安値の仲値を先にずらしたものです。

したがって、 過去52日間の最高値と最安値が変わらない場合、(すなわちその最高値と最安値の間のレンジで推移している場合)に、先行スパン2が水平(平ら) になります。

例:先行スパン2の水平(平ら)部分が開始した時点

現在地点Aは、先行スパン2の水平部分がスタートした日です。過去52日の最高値が、この日を境に直近高値の値になったことがわかります。

例:先行スパン2の水平(平ら)部分が終了した時点

現在地点Bは、先行スパン2の水平部分が終了した日です。過去52日の最高値が、この日を境に下落していくことがわかります。

水平な先行スパン2は「レンジの仲値」であり、前後でも意識される

以下のチャート例をご覧ください。
水平の先行スパン2(チャートの中央部やや右側)は、チャートの左側から続くレンジの仲値を意味しているだけでなく、 先行スパン2のラインが変わった後も、レンジの仲値として意識されている ことがわかります(青い丸の部分に注目ください)。

実は、この記事の冒頭に掲載したチャートも同じです。再度以下に掲載します。水平部分が終わった後も、その水準がレジスタンスとして機能していることがわかります。

一目均衡表の雲の水平な(平らな)部分は、殆どのケースでは、先行スパン2が水平であることを意味します。

先行スパン2が水平であるということは、過去の一定期間レンジで推移して、先行スパン2はそのレンジの仲値であることを意味しています。

したがって水平な先行スパン2の水準は、(他の水平線と同様に)重要なサポートやレジスタンスとなる可能性がある、といえます。

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